近世日本石灰史料研究]

川勝カワカツ 守生モリオ
(元 東京大学大学院博士課程在籍/1972-2006)
川勝 守 解題


2017年5月刊
A5判・308頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-992-4 C3321
7200円 (税別)
前巻\に引き続き、近世関東石灰のうち野州石灰について、安蘇郡出流原村(現栃木県佐野市)の竈主家文書をつたえる石井家蔵の『文化問屋記録』1冊を収録する。記事は文化3〜8年(1806-11)で、年番問屋の間で引き継がれていた「問屋大帳」の写しと推定される。
文化3年の江戸大火後の石灰の爆発的な需要拡大に八王子石灰は対応できず、その間の事情が本記録によって明らかになる。
史料翻刻・読み下し、語句解釈、史料研究を加え、巻末に解題と索引を付す。
【既刊】

近世日本石灰史料研究T 2008年7月刊・576頁・9500円(税別)
八王子石灰旧竈主の木崎義平家(現東京都青梅市)所蔵文書28冊(享保12〜慶応4年)。
近世日本石灰史料研究U 2009年5月刊・526頁・8900円(税別)
Tに続き、木崎義平家文書の内、単独文書127部を収録。収録年次は前書とほぼ同年代。
近世日本石灰史料研究V 2010年5月刊・462頁・8400円(税別)
木崎秀尚家(現埼玉県飯能市)に伝わる「常右衛門様用書」を翻刻。
近世日本石灰史料研究W 2011年11月刊・348頁・7900円(税別)
T・Uに続き、木崎義平家文書のうち、近世・近代諸種文書(元禄2〜明治4年)90点を収録。
近世日本石灰史料研究X 2012年5月刊・380頁・7900円(税別)
木崎敏男家(東京都青梅市)の「石灰旧記」1(慶長〜寛政)を収める。
近世日本石灰史料研究Y 2013年5月刊・360頁・7900円(税別)
Xに続き、木崎敏男家の「石灰旧記」2(文化・文政まで)を収める。
近世日本石灰史料研究Z 2014年5月刊・582頁・9900円(税別)
木崎紘一家所蔵文書29冊のうち前半14冊、文化14年までを収録。
近世日本石灰史料研究[ 2015年5月刊・580頁・9900円(税別)
Zに続き、木崎紘一家所蔵文書29冊のうち後半15冊、幕末までを収録。
近世日本石灰史料研究\ 2016年5月刊・348頁・7900円(税別)
既刊[までとは異なり、野州石灰竃主の「片柳小次郎日記」(寛政8〜文化9年)を収録。

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