民俗文化財 保護行政の現場から

植木行宣 監修
鹿谷勲・長谷川嘉和・樋口昭 編


2007年10月刊
A5判・430頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-484-6 C3039 \7900E
7900円 (税別)
品切れ
 民俗文化財の保護行政は、いま全国でどのような状況にあるのか。何が問題で今後どのように進めていくべきか―。その最前線で活躍している現場からの声を33編収録。

【主要目次】※は既発表論文を再録 

 T いまなぜ民俗文化財か
民俗文化財保護の基本理念※―――――大島暁雄
「文化立国」論の憂鬱※―――――岩本通弥
文化財と民俗研究※―――――植木行宣

 U 民俗文化財の保護
重要無形民俗文化財の保護について―――――齊藤裕嗣
民俗行事の伝承と変容―――――菊池健策
民俗行事の変容と伝承―――――行俊 勉
民俗芸能の調査と歴史資料―――――池田 淳
民具の収集と価値づけ―――――福岡直子
民具の保存と活用―――――藤井裕之
博物館・資料館における有形民俗文化財の位置―――――吉田晶子
第二次資料を導き出すための実測図と記録図化について―――――石野律子
民俗文化と回想法―――――岩崎竹彦

 V 民俗文化財の記録
無形の民俗文化財の映像記録作成への提言―――――俵木 悟
風流系踊りの記録保存について―――――長谷川嘉和
民俗音楽の記録に関する諸問題―――――梁島章子
民謡の映像記録について―――――吉永浩二
民俗技術の映像による記録作成とその諸問題―――――伊藤廣之
文化行政における古写真の資料化の今後―――――村上忠喜
有形民俗文化財の映像記録作成―――――榎 美香

 W 民俗文化財保護のとりくみ
市区町村民俗文化財と登録制度―――――関 孝夫
民俗芸能緊急調査―――――福田良彦
祭り・行事調査―――――吉越笑子
調査データのその後―――――樋口 昭
民俗芸能大会について―――――鹿谷 勲
東京国立文化財研究所芸能部と民俗文化財行政―――――中村茂子
埼玉県立民俗文化センターの事業について―――――飯塚 好
自治体史編纂事業と民俗文化財―――――鵜飼 均
静岡県磐田市の見付天神裸祭と保存会―――――中山正典

 X 世界無形文化遺産と民俗文化財
無形文化遺産に関するユネスコの取り組みを振り返って―――――佐藤直子
無形文化遺産の特性とその保護――――― 植木行宣
文化的景観と民俗学―――――原田三壽
パブリック・フォークロアと「地域伝統芸能」―――――八木康幸
 *
民俗文化財保護の仕事―――――長谷川嘉和
長谷川嘉和さんのふたつの顔―――――樋口 昭
長谷川嘉和さんの仕事(業績)

ご注文へ