東海道交通施設と幕藩制社会
愛知大学綜合郷土研究所研究叢書18

渡辺 和敏 著
(愛知大学教授/1946年生まれ)


2005年3月刊
A5判・472頁・上製本・函入
ISBN4-87294-367-8
7800円
 東海道とその脇道・付属街道について、遠江・三河国内を事例として、旅人を支援した交通施設(宿場)と、旅の障害となる施設(関所や川越)について考察。
交通施設・制度を明らかにし、街道の諸施設とその利用者との関係を探り、あらゆる階層の旅人の実相解明をめざす。

【主要目次】
序 章 江戸時代における東海道交通施設の再検討
第1部 街道と宿場
 第1章 東海道の宿立と初期交通行政
 第2章 二川宿の本陣役を継承した馬場家の経営
 附論1 本陣
 第3章 新居宿旅籠の紀伊国屋
 第4章 二川宿の本陣・旅籠屋と立場茶屋の係争
 第5章 幕末における舞坂宿の宿財政
 第6章 御油の松並木
 第7章 秋葉信仰と秋葉道
 附論2 本坂通(姫街道)
 第8章 吉田湊から出航する参宮船

第2部 関所と川越
 第9章 江戸時代初期の女手形にみる関所機能
 第10章 関所と口留番所
 附論3 旅の障害
 第11章 箱根関所の北方に配置された裏関所
 第12章 東海道天竜川渡船に関する諸問題
 第13章 幕末における江戸周辺の関門


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