No.381(2005.07)

この内容、このボリュームで、この価格 

 これは、6月の新刊『河童伝承大事典』のキャッチコピーです。この本は、新刊ニュースにあるように、まさに、古今東西の河童伝承を集大成したもので、A4判で770頁あります。A4判は面積比でいうとA5判の倍。ということは、岩田書院の普通の専門書の4冊分の分量があります。これで本体9500円。思い切って発行部数も700部。
 このフレーズ、どこかで使った記憶がある。そう、2000年に刊行した『中世諸国一宮制の基礎的研究』の時だった。これも、本のサイズこそB5判で、『河童』より一回り小さいが、780頁あって、当時9900円だった(現在は11800円)。これは初刷が品切れになって増刷した。なので、『河童』も…。
 お買い得、とは言っても1万円はちょっと…、という方のためには、『河童を見た人びと』(2900円)も用意しております。