No.93 1997年10月
【1人でやれる限界か その2】
 裏だよりNo36で「1人でやれる限界か」を書いた。その年(95年)の新刊点数は23点で、翌96年は25点。そして今年は9月までで既に25点をだした。もう限界は超えているのに…。おまけに6月からは、月刊で「地方史情報」まで発行している。
 編集者が一生のうちに作れる本の数が決まっているとしたら、この数年間で、それを超えてしまうのかもしれない。
 たしかに、もう限界である。少々疲れがみえる。でも原稿は、次から次へと来る。なんとかしないと、あちこちに影響が現れてくる(現にでている)。やはり人を入れないとだめなのかもしれない。でも、なかなか、その一線を超えられない。
 創立2年目までの月間1点ペースを第1期とすれば、第2期で月間2点ペースにあがり、そして今、毎月新刊3点と「地方史情報」を発行する。これで第3期に入っているのだと思う。それにあった態勢をつくらなければならないのだが、いまだに創立当初の態勢のままで走っている。…ちょっとシフトダウンしよう。体がもたない。
     
  *シフトダウンしたくてもできないのがわかっていて、こう書いた。単なる気休めである。フゥ〜。…この溜め息、No98に続く。

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