No.40 1995年11月
【広告の話し】
 以前この「裏だよりNo15」で、新聞広告の効果がさっぱりだった、と書いたが、それにも懲りずに、その後、何回か新聞に広告をだした。そして、この秋の新刊にあわせて、また新聞広告をだそうかと思う。これは、やはり見栄でだしているようなもんなんだろうか。
 でも、作った本を売らなきゃならんし、そのために私のできることといったら、限られているし、新刊がでた時に売りそこなったら、あとはなかなか売れないし…、というわけで、宣伝効果はあまりないかもしれないが、新聞の他に雑誌広告もだして、DMもして、イッキにいきたいと目論んでいる。
 ところで、100万円の広告費をかけて100万円の売上げをあげるのと、広告費0で売上げも0の場合とでは、どちらがいいか。ともに計算上は差引き0だが、前者は本が売れて在庫が減っている。それに、読者に出版活動を知らせることができる。本来なら、売上げ金額の約半分は原価なので、広告費を回収するためには、広告費の倍の売上げがないとだめなのだが…。
     
  広告費の効果(広告の効果ではない)はあります。広告費は経費で落ちるし、それによって在庫も減って資産も減り、見かけの黒字が減って税金も減ります(No48参照)。

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