戦国期赤松氏の研究
戦国史研究叢書F

渡邊大門著
(佛教大学大学院博士後期課程修了/1967年生)

2010年5月刊 
ISBN978-4-87294-618-5 C3321
A5判・318頁・上製本・函入

7900円

2012年6月*2刷出来
本書は、戦国期における赤松氏権力の構造、および赤松氏を支えた守護代・国人の動向等を分析することによし、その地域権力化を明らかにしようと試みるものである。
第1部では、赤松氏の守護代・国人層および奉公衆について論じ、第2部では、赤松氏の権力構造全般について述べた。
【主要目次】
  
第1部 赤松氏と守護代・国人層
 第1章 西播守護代赤松政秀の権力形成過程
       龍野赤松氏の系譜/
       守護代権力の確立過程/
       守護代権力の構造
 第2章 東播守護代別所則治の権力形成過程
      別所氏の系譜と台頭過程/
      守護代権力の確立過程/
      守護代権力の構造
 第3章 戦国期における播磨国一宮伊和神社と宇野氏
      15世紀後半における伊和神社と赤松氏/
      16世紀における伊和神社と宇野氏
 第4章 赤松春日部家の基礎的研究
      貞範から貞村に至る系譜と動向/
      教貞から貞祐に至る系譜と動向/
      赤松春日部家の分裂と抗争/
      御共衆としての赤松春日部家
 第5章 美作地域における奉公衆の研究
       美作地域の奉公衆の概要/
       美作地位に野奉公衆の存在形態/
       赤松上野家と弓削荘
  付論1 戦国初期の宇喜多氏について
  付論2 中近世移行期における宇喜多氏の権力構造
第2部 戦国期赤松氏の領国支配構造と展開
 第1章 戦国期赤松氏の領国支配の構造
       赤松氏の守護職就任過程と守護代・国人/
       一族・庶子との関係/
       室町幕府との関係
 第2章 戦国期赤松氏の領国支配の展開
       家法の制定/
       奉行人制の成立/
       守護と寺社との関係
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