中世東国の政治構造
中世東国論:上

佐藤 博信 編
(千葉大学教授/1946年生まれ)

2007年6月刊
・A5判・306頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-472-3 C3321 \6900E
6900 (税別)
 『中世房総の権力と社会』(中世房総史研究会編、高科書店、1990年)、『中世東国の地域権力と社会』(千葉歴史学会編、岩田書院、1996年)に続き、佐藤氏の還暦を機に、房総中世史の再検討をとおして、東国史研究の進展をめざす。 (下:社会構造)

【主要目次】

T 鎌倉府
雑訴決断所と鎌倉将軍府──阪田 雄一
南北朝・室町前期における幕府・鎌倉府間の使者──松本 一夫
白旗一揆の分化と武州白旗一揆──小国 浩寿
南北朝・室町期の関東護持僧について──石橋 一展
 −『頼印大僧正行状絵詞』を読む−
U 古河公方
享徳の乱における足利成氏の誤算──久保 賢司
 −貴種の格付け、正官と権官、主君と家臣の関係についても−
下総国篠塚陣についての基礎的考察──和氣 俊行
 −古河公方足利政氏・高基父子の房総動座−
室町・戦国期の下野小山氏に関する一考察──佐藤 博信
 −特に小山大膳大夫家を通じて−
V 地域権力
戦国期千葉氏の元服──外山 信司
真里谷城跡出土遺物の歴史的位置──簗瀬 裕一
 −天文六年、「新地」の城との関係を中心に−
戦国期佐竹南家の存在形態──今泉  徹
「房相一和」と戦国期東国社会──竹井 英文
関東領有期徳川氏家臣と豊臣政権──平野 明夫


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