日本史へのいざない
−考えながら学ぼう−

松本 一夫 著
(栃木県立文書館副主幹/1959年生まれ)
http://www2.ttcn.ne.jp/~kazumatsu/


2006年5月刊
A5判・202頁・並製本
ISBN4-87294-434-8
2000円 (税別)
品切れ
2009年3月*2刷出来
「生徒の学習意欲を喚起するような教材を開発し、それを生徒の思考の実態に合わせて構成し、さらに授業において効果的な形で指導するにはどうすればいいか――、というのが私の歴史教員としての一貫したテーマです。本書は、このテーマのもとに、私が20年あまりにわたって作成してきた、高校日本史の教材を、一般のかた向けにアレンジしたものです。」(本書「あとがき」より)
原始古代から近現代まで、22のテーマに分け、各10問程度の問いと資料やヒントを掲げ、テーマ末に答えと解説を用意する。問いを考えることによって話が進む構成になっている。

【収録内容】 
原始・古代
1縄文人と弥生人−日本人のルーツをたどる−
2天皇家の系譜と大和政権
3聖徳太子の実像に迫る
4律令官人の悲哀
5藤原道長の悩み

中 世
6鎌倉幕府の成立はいつか?−1192年は誤り!?−
7元寇失敗の背景
8山内経之の苦闘−戦乱の時代に生きた地方武士−
9金権体質だった(?)室町幕府
10長篠の戦い−信長勝利の背景をさぐる−

近 世
11「鎖国」とは「開国」だった!?
12江戸時代は環境破壊の始まり!?
13大名にとって参勤交代とは?
14江戸時代の百姓は本当に貧しかったのか?
15江戸幕府の法は、農民がつくらせた!?
16ペリーが日本に来たわけ
17江戸時代に始まった近代医療

近現代
18日清戦争−列強の思惑と日本の政略−
19日露戦争「勝利」の背景
20ワシントン体制と日本
21アジア・太平洋戦争への道
22戦前も象徴天皇制だった!?

《教師のためのページ》
1教材づくりの方法
2発問を中心とした授業構成
3授業の実践方法 グループによる発言競争
4よりよい歴史教育をめざして

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