中世史研究叢書1
東国守護の歴史的特質

松本 一夫著
(栃木県立宇都宮工業高校教諭/1959年生まれ)
著者ホームページ http://www2.ttcn.ne.jp/~kazumatsu

2001年11月刊
A5判・492頁・上製本・函入
ISBN4-87294-225-6
9900円
本書では、@東国守護の類型化、A東国守護の歴史的特質、B東国守護と鎌倉府との関係、について検討を加える。関東10か国それぞれの歴史的特質をできうる限り詳細に把握し、主に旧族守護を中心として、各国の具体的状況に関して、守護の存在形態にとどまらず、その支配実態等についても論究。
【主要目次】
第1編 東国守護の淵源
第1章 小山政光の立場
第2章 鎌倉初期における守護の類型化

第2編 下野守護小山氏
第1章 南北朝期における小山氏の動向
第2章 小山氏の守護職権の特質
第3章 小山義政の乱後における下野支配の特質

第3編 南北朝・室町前期の東国守護
第1章 常陸国における守護及び旧族領主の存在形態
第2章 千葉氏の下総支配の特質
第3章 甲斐守護についての二、三の問題
第4章 上総守護の任免状況とその背景
第5章 伊豆守護代祐禅
第6章 上杉氏の上野支配の特質
第7章 武蔵武士と守護
第8章 安房守護と結城氏の補任
第9章 相模守護の特質

第4編 鎌倉府軍事体制と東国守護
第1章 南北朝前期
第2章 南北朝後期

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