出雲国神社史の研究

石塚 尊俊著
(前広島修道大学教授)

2000年5月末刊
A5判・636頁・上製本・函入
ISBN4-87294-172-1
18800円
全体をT〜W編で構成し、第T編では、従来の風土記研究の盲点をつき、また風土記に見る地名伝承等の分析から、風土記前代の出雲を推理する。
第U編では、式内社研究における江戸時代以来の問題社を徹底究明する。
第V編では、従来ほとんど未開拓であった中近世の勧請神社の消長を俎上にのせて、風土記・延喜式時代と現在との空隙を埋める。
そして第W編では、出雲における格別の神社・神事を個々に解明する。
【主要目次】
T 古代出雲と神社 
風土記に探る出雲の聖域/風土記と風土記前代の出雲
U 式神名帳の問題社
同社坐と同社の問題/出雲神社の問題/
大穴持神社と杵築大社/韓国伊太氏神社の研究
V 勧請神社の研究
雲陽誌』に見る勧請神社の研究−出雲国 中・近世神社史の解明に備えて−
八幡宮、賀茂明神、熊野権現、蔵王権現、日吉山王権現、祇園牛頭天王、貴船明神、松 尾明神、三輪明神、石上明神、春日明神、住吉明神、多賀明神、諏訪明神、鹿島・香取 明神、白山権現、羽黒権現、厳島明神、吉備津明神、八上明神、日御崎明神、金屋子神 社、妙見社
塩冶神社と塩冶八幡宮/宇美神社と熊野権現/由来八幡宮の頭屋と祭儀 
W 古社と古伝祭
古社各説/
意宇六社梗概/意宇六社関係古伝祭/出雲国造火継式/出雲神在祭の成立
ご注文へ