臨時増刊(2011.02)

【断裁処分】

 以前の「裏だより」に在庫の断裁処分の話を書いたと思うが、この年末に、また何点か断裁した。在庫数が増えるいっぽうなので、年間数冊しか動かない本を別倉庫に移動させた。その分、保管料が月に7万円UP。これって、あきらかに無駄な経費。今回は事前に著者に通告したうえでの断裁である。
 今回は時間がなかったので、特に目立った本だけに絞ったが、じつは、断裁候補はまだまだある。今年の夏に、もう一度、やろうと思う。私、断裁することに対して、罪悪感?はない。売れない本をお金をかけて保管しておくのは、無駄なことだと思ってる。作り過ぎなんです。ただ、断裁したら、品切れになっちゃった、ということだけは避けたい。
 ここで、恐怖?のお知らせ。岩田書院では、毎月、ウェブサイトに月末時点の在庫一覧を公開しています。いままでは、在庫数を新本・返本・合計の3種に分けて表示していたが、今年から、倉庫別の明細をそのまま出している。これは、ただ単に合計するのが面倒なだけなんだが、この八潮倉庫行きが不良在庫なのです。ここに入った本が、つぎ、危ない。