No.1118(2021.06)

【日本十進分類表(NDC)】

 今回刊行した「歴史資源としての城・城下町」、この分類、なんだと思います?
 私としては、日本史系の本として作ったつもりだったけど、これが「芸術・美術」なんですね。なんで?と思うけど、NDC分類の700 が「美術・芸術」で、その下の分類に、709「芸術政策 文化財」というのがある。これか…。たしかにこの本は、城・城下町を文化財・歴史資源として扱ってる。
 これは、図書館流通センター(TRC)がつけた分類を見たのだが、国立国会図書館(NDL)も、これを採用している。ちなみに私がつけた分類(ISBNコード)は、C1321で、1(教養)/3(全集叢書)/21(日本歴史)で、NDCの「芸術・美術」に相当するのは、70「芸術総記」か、71「絵画・彫刻」だろうが、ちょっと違うよな。
 ということで、図書館の開架式書庫を見るときは、他の棚も見て回りましょう。