No.1115(2021.06)

【歴史書懇話会の割引セール】

 このコロナ禍、学会・研究会が軒並み中止になって、オンライン開催になって、学会会場での割引き販売ができなくなって、そこでの売上を期待していた出版社にとっては困ったことになって。。
 そこで、歴史書懇話会(歴懇)では、昨年(2020)「春の特別販売」と銘打って2割引きセールのDMをした。歴懇は、歴史系の出版社7社で構成。この割引きセールは、会員社以外の出版社も参加して、DM発送数4200。この名簿は、歴懇が把握している著者と学会会場で購入履歴のある人で、結果は、総売上1000万円。岩田書院も参加、売上50万円。例年の春の歴史学研究会大会の売上とほぼ同じ額だった。
 で、秋の学会シーズンに合わせて2回目のセール。これには、岩田書院は不参加。そして、この春、3回目のセール。これも、不参加にする。みすみす、50万円の売上を捨てるような気もするが、そして、他社の売上を指をくわえて見てるような気もするが、セールをするなら自分でやろう。ということは、岩田書院の創立30周年まで待ってね、ということ。それまであと2年。そのころは、いよいよ「さよならセール」かも。