No.49 1996年3月
【図書館へのDMは効果があるか】
 ひとくちに図書館といっても、県市町村立の公共図書館と、大学図書館とに大きく分けられるだろう。
 まず公共図書館だが、岩田書院で出しているような専門書を買ってくれそうな図書館は、せいぜい県立か、予算規模のかなり大きい図書館でないと無理だろう。最近は図書館どうしのネットワークがよくなっているので、県内の図書館に1冊入っていれば、それを他館に送ることができる。
 では、大学図書館はどうか。選書の方法が大学によって違うが、図書館の司書の選書範囲が限られ、先生からの要望があってはじめて購入を決定する場合がある。こうなると、大学図書館にDMしてもあまり効果がないことになる。
 というわけで、岩田書院では新刊ニュースのNo19以降、図書館にDMをしていない。ということはNo18までは送っていたのだが、その効果がよくわからない。もっとも広告効果などというものは、しょせんわからないものなのだが。
 図書館に勤務されている方で、この「裏だより」を読んでいる方にお願い…。新刊ニュースを図書館に送ったほうがいいと思いますか。ご意見を聞かせてください。
 なお、まだデータが集積されていないので、はっきりした数字は示せないが、小社の書籍の売上げのうち、かなりの部分が図書館からの注文であることは確かである。
     
  現時点(1996.5.12)では、まだこの号はDMをだしていないので図書館に勤めているかたからの反応はまだありません。
     
  *公共図書館の購買力についてはNo53参照。

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