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No.4 1993年7月 |
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【編集後記について】 |
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かつて私は、雑誌の編集後記を毎月書いていた時期があります。その時は、小出版社がかかえている問題を、できるだけナマのまま読者に伝えようと思いました。学会や研究会での本の売り上げ額を公表したりして、一部には、わりと好評(?)だったようです。それに味をしめて、また書きはじめてしまったのですが、こんな駄文を書くくらいなら、もっと自分の本の宣伝にスペースを使ったほうがいいものを、という声が聞こえてきそうです。
私の好きなコラムに、徳山のマツノ書店の「火車日誌」と、日本経済評論社の『評論』掲載の「神保町の窓から」があります。いずれも出版業界の人の本音がのぞいていて非常に参考になります。
そんなわけで、これからもおつきあいのほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、この「新刊ニュース」を毎号送ってほしいという奇特な方がいらっしゃいましたら、小社宛て御一報ください。
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こんな駄文を書くよりも云々については、たしかに聞こえてきました(裏だよりNo51参照)。出版社のコラムとしては、他に無明舎(秋田)のあんばい氏が『出版ニュース』に連載しているものがあります。共通しているのは、現場で働いている社長が書いていることです。本作りの現場から離れたら、いい文章はでてこない。 |
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*東大出版会のPR誌『UP』の後記「学術出版」も最近、自社のデータを具体的にだしてくるようになってきた。小社と比較するうえでもおもしろい。いずれ、裏だよりでとりあげようと思っている。 |
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