江戸天下祭絵巻の世界
 −うたい おどり ばける−

都市と祭礼研究会 編
(代表:福原敏男)

2011年4月刊
A4横判・176頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-685-7 C3074
2800円 (税別)
神田明神選書1『天下祭読本』(雄山閣 2010)に続いて、天下祭(神田祭・山王祭)の最盛期の絵巻をカラーで収録し、その華やかな姿を再現し、出し物の解説を加える。併せて、祭礼番附2種を影印で収め文字はすべて翻刻し、関係資料として「踊子芸人名前書留」「秋山家文書」も翻刻し解説を加え、さらに論考5編を収録した。
いずれの資料も文政8年(1825)段階のもので、絵画資料と文字資料をつき合わせることによって、天下祭りの実態を総合的に把握できる。付:資料対照表・神輿運行経路図
【主要目次】神田明神選書2
天下祭絵巻 *カラー 解説:福原敏男
  神田明神御祭礼御用御雇祭絵巻(国立国会図書館蔵)
山王祭之図(国立国会図書館蔵)
 
祭礼番附 解説:亀川泰照
  文政八年 御免神田明神御祭礼番附(千代田区立千代田図書館蔵)
文政八年 神田明神御祭礼御免番附(神田神社蔵)
 
神田御雇祭の文献資料  
  神田明神御用祭 踊子芸人名前書留
 5種の演目の詞章や、踊子や芸人に関する書留と、町名主に宛てた祭礼規定など。
解説:滝口正哉
  行田市・秋山家文書
  江戸高砂町に土地・屋敷を持っていた秋山家が、神田祭りに御雇祭を出した資料。
解説:鈴木努・
亀川泰照
論考編  
  「神田明神御祭礼御用御雇祭絵巻」浮世絵師の肉筆祭礼絵巻研究序説 八反裕太郎
  「神田明神御祭礼御用御雇祭絵巻」第六巻と「山王祭礼絵巻」 福原 敏男
  文政期の関東都市祭礼−川越と前橋を例に− 田中 敦子
  文政八年神田御雇祭の音曲 入江 宣子
  家守からみた御雇祭 亀川 泰照

ご注文へTOPEへ