富士・大山信仰
山岳信仰と地域社会:下

西海 賢二 著
(東京家政学院大学教授/1951年生まれ)

2008年11月刊
A5判・312頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-539-3 C3021 \6900E
6900 (税別)
旧著『石鎚山と瀬戸内の宗教文化』(小社刊、1997)、前著『武州御獄山信仰−山岳信仰と修験道:上』(同、2008)に続き、日本の霊峰 富士山と、相模大山信仰の実態を明らかにする。地域に生きる講、信仰を伝える御師・導者、参詣路・御師集落などについて、古文書・道中記などの史料、奉納物・宿帳・マネキなどの遺物、伝承などから、多角的に論究。
【主要目次】
富士講と御師
   −マネキの資料紹介をかねて−
富士信仰の展開
   −信仰民具試論−
富士山の山小屋と強力
  −近代における山岳信仰の展開−
富士導者の奉納物
峠を越えた富士の導者たち
   −南足柄立花屋宿泊人名簿をめぐって−
葛飾区飯塚の富士講
   −1枚のマネキから−
神奈川県開成町の富士講
山岳信仰と奉納物
   −近世以降の石造物を中心にして−
富士山伝説
同行衆と富士登山
   −若者組の通過儀礼をめぐる史料紹介−
        *        *
小田原の道了尊信仰
平塚の平和講について
相州大山講と蓑毛御師
守札にみる庶民信仰
片参り・山を割る考−伝承と文芸のはざまで−
大山信仰の地域的展開
足柄道の交通交易をめぐって
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