戊辰戦争論の展開
原口清著作集B(全5巻/第3回配本)

原口 清 著
(名城大学名誉教授/1922年生まれ)
原口清著作集編集委員会編
(勝田政治・久住真也・高木不二・松尾正人・森田朋子)

2008年5月刊
A5判・396頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-508-9 C3321 \8400E
8400 (税別)
著者の国家論・権力論研究の出発点となった『戊辰戦争』(塙選書、1963)は、公儀政体の実態、「王政復古」の定義、江戸開城のあり方、奥羽越列藩同盟の性格などをめぐって、明治維新史研究者のなかにさまざまな議論を引き起こした。著者はそれらの議論に対しても、反論を重ねてきた。「『戊辰戦争』補論」は、その代表的な論文である。

【主要目次】 

 T
『戊辰戦争』
 序 章 研究史のなかから
 第一章 「大政奉還」と「王政復古」
 第二章 新政府の変貌
 第三章 維新政府の成立
 第四章 関東地方とその周辺の動乱
 第五章 東北戦争
 第六章 戊辰戦争の意義

 U
『戊辰戦争』補論
 石井孝氏に答える/田中彰氏に答える
江戸城明渡しの一考察
  再生への道/降服条件をめぐって

 V
『マルクス主義の基礎』と『戊辰戦争』

原口清著作集 全5巻 内容

@幕末中央政局の動向 解説:高木不二 7900円(既刊)

A王政復古への道 解説:家近良樹 7900円(既刊)

B戊辰戦争論の展開 解説:松尾正人 8400円(既刊)

C日本近代国家の成立 解説:勝田政治(第4回配本/2008年秋)
『日本近代国家の形成』/廃藩置県政治過程の一考察/明治憲法体制の成立

D自由民権運動と静岡事件 解説:田村貞雄(最終回配本/2009年春)
『自由民権・静岡事件』/国会開設運動期における宣伝組織活動―静岡県を中心にして―/明治十四年の政治情勢―静岡県を中心として―原口清 年譜・著作目録


ご注文へ TOPEへ