王政復古への道
原口清著作集A(全5巻/第2回配本)

原口 清 著
(名城大学名誉教授/1922年生まれ)
原口清著作集編集委員会編
(勝田政治・久住真也・高木不二・松尾正人・森田朋子)

2007年9月刊
A5判・384頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-477-8 C3321 \7900E
7900 (税別)
 新政権(王政復古政府)が、いかなる性格を有するかという問題の解明へむけて、その成立にいたるまでの政治状況を詳細に検討した論考を収録する。
Tには、武力倒幕派が形成されるに至る過程を追った論考5本、Uには、王政復古政府成立の背景を探った論考3本、Vには、原口が幕末史研究に入るまでの経緯を自ら語った講演記録を収める。

【主要目次】 

 T
禁門の変の一考察
諸前提/元治元年四、五月の政治情勢/六〜七月初旬の政治情勢/禁門の変
孝明天皇と岩倉具視
諸前提/八・三〇列参以後の情勢と岩倉具視/慶応三年初頭の幽閉人赦免
孝明天皇の死因について
医学と歴史学
慶応三年前半期の政治情勢
元治元年以降の朝廷と武家/朝廷人事をめぐる政争/長州藩処分・兵庫開港問題
 U
明治太政官制成立の政治的背景
諸前提/政体構想/太政官代三職制
王政復古小考
王政復古と摂関体制小考
 V
明治維新研究と私
解 説────────────家近良樹

原口清著作集 全5巻 内容

@幕末中央政局の動向 解説:高木不二 7900円(既刊)

A王政復古への道 解説:家近良樹 7900円(既刊)

B戊辰戦争論の展開 解説:松尾正人 8400円(既刊)

C日本近代国家の成立 解説:勝田政治(第4回配本/2008年秋)
『日本近代国家の形成』/廃藩置県政治過程の一考察/明治憲法体制の成立

D自由民権運動と静岡事件 解説:田村貞雄(最終回配本/2009年春)
『自由民権・静岡事件』/国会開設運動期における宣伝組織活動―静岡県を中心にして―/明治十四年の政治情勢―静岡県を中心として―原口清 年譜・著作目録


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