地域史・江戸東京

江戸東京近郊地域史研究会 編

2008年4月刊
A5判・328頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-507-2 C3021 \7900E
7900円 (税別)


「江戸・東京の地域社会の歴史を考えるとき、都市江戸・東京とその近郊地域を一体として捉えることが必要である。本書は、それを一体として捉えたうえで、地域の視点・論理から、都市江戸・東京を含めた江戸・東京近郊の地域像を描くことを目的とし、歴史的に検討しようとするものである。」(刊行にあたって:中野達哉)

【主要目次】 

第1編 中近世の信仰と社会
江戸近郊における熊野信仰の一事例────野尻かおる
―荒川区南千住の応永二十八年「鏡圓禅門」銘宝篋印塔残欠の考察―
中世牛込郷の寺院と領主────赤澤 春彦
―牛頭山千手院行元寺と牛込流江戸氏・大胡系牛込氏―
武州葛飾郡小梅村三囲稲荷の経営と越後屋三井家────斉藤 照徳
近世板橋地域の富士講と富士信仰の受容────吉田 政博
―永田講と山万講を中心に―
第2編 近世社会の諸相
江戸の大名屋敷と捨子────中野 達哉
祭礼番附と江戸地本問屋 森屋治兵衛────亀川 泰照
嘉永期における村内寺社の「除地高」認定────保垣 孝幸
―武州豊島郡上練馬村を題材に―
第3編 近代の物流と交通
幕末維新期における中川番所の機能と「国産改所」計画────小泉 雅弘
鉄道敷設計画からみた旧北豊島郡域の地域像────伊藤 暢直
武蔵野鉄道・旧西武鉄道の沿線開発と地域社会────奥原 哲志
―沿線案内図からの検討―
江戸東京近郊地域史研究会のあゆみ―例会記録―


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