中世東国 足利・北条氏の研究
中世史研究叢書F

佐藤 博信 著
(千葉大学教授/1946年生まれ)

2006年5月刊
A5判・334頁・上製本・函入
ISBN4-87294-426-7
6900円 (税別)
関東足利氏(古河公方)と後北条氏について、関連文書を蒐集整理して、その基礎的事実を明らかにしたもので、著者が主として1970年代に発表した評価の高い論文を収録する。

【収録内容】 
第1部  関東足利氏の世界
第1章  『殿中以下年中行事』に関する一考察
第2章  足利成氏とその文書
第3章  足利政氏とその文書
第4章  足利義氏とその文書
第5章  都鄙和睦の成立と両上杉氏の抗争
第6章  大森氏とその時代
 補論1 畠山持国と岩松持国
 補論2 享徳の大乱の勃発をめぐって
 補論3  「正木文書」補説
 補論4 一通の感状の歴史−『吉良氏の研究』によせて−

第2部  後北条氏の世界
第7章 虎印判状初見文書について
第8章 北条為昌と北条綱成−玉縄城主論の深化の為に−
第9章 玉縄北条氏の研究−『玉縄北条氏文書集』補遺−
第10章 後北条氏被官後藤氏について
第11章 二階堂氏と懐島・大井庄
 補論5 北条氏照文書の再検討−氏照研究のために−
 補論6 狩野一庵宗円のこと
 補論7 玉縄城主北条氏舜考

付 論 上正寺所蔵の中世史料について
       −長慶天皇綸旨二通の紹介を中心に−


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