No.982(2017.01)

【うれしい受賞報告です】

 今年2016年、岩田書院から出した本が以下の賞を受賞しました。

・木村重信民族藝術学会賞 板谷徹『近世琉球の王府芸能と唐・大和』副賞50万円
・日本山岳修験学会賞 長谷川賢二『修験道組織の形成と地域社会』副賞10万円
・民俗芸能学会本田安次賞特別賞 山ア一司『「花祭り」の意味するもの』副賞10万円
・日経・経済図書文化賞 上原兼善『近世琉球貿易史の研究』副賞100万円

 念のために言っておきますが、副賞は著者がもらいます。ちなみに、歴史系でもらえる賞で副賞の金額が多いのは、サントリー学芸賞が200万円、角川源義賞・角川財団学芸賞・徳川賞が各100万円、というところ。
あと岩田書院の本ではないですが、今年は山本聡美『九相図を読む』(角川選書)が、芸術選奨文部科学大臣新人賞(評論等部門)と角川財団学芸賞を受賞。これは、岩田書院の山本聡美・西山美香編『九相図資料集成』があったお蔭、と宣伝しておきましょう。
 なお出版社には、なんにもくれないのが普通ですが、日経・経済図書文化賞は、出版社にも賞状と賞牌をくれます。で、授賞式には出版社も招待されて、その後の記念パーティーでスピーチをするハメに。まず困ったのは、着ていく服がない。これはスーツを新調(この経費、出して欲しい)。次に、スピーチでなにを話そう。普段の出版記念会で話すのと、たぶん、雰囲気が違うはず。どうしよう。(以下つづく)