No.961(2016.06)

【あいつぐ終刊】

 今回同封した「地方史情報」129(2016.6)に、雑誌の終刊の記事が3誌載っている。
 「茨城県史研究」100(2016.3) 創刊1965年
 「東海近代史研究」36(2016.3) 創刊1979年
 「土佐民俗」100(2016.3) 創刊1961年
 地域の研究会は、会員減、会費減、会員の高齢化、例会の不活発、原稿不足、新しい書き手の不在、会誌が発行できない、事務局をやる人がいないから同じ人が何十年も事務局を続けている、もう疲れた。そりゃそうだよね。そんななかで、いままで、よく頑張ってきたと思いますよ。
 地域で発行している雑誌とは事情が違うが、岩波書店からでている「文学」も年内で終刊。これ以前に、国文学界では「国文学解釈と鑑賞」「国文学」という月刊誌が 相次いで休刊になった。
 こちらは、端的に言って、研究者が雑誌を買わない・読まないのが原因だろう。大学の研究室の数からいったら、文学部日本文学科(国文科)のほうが、文学部歴史学科日本史専攻より多いはずだろう。