No.941(2015.12)

【めんどくさい仕事−公費用書類】

 大学や図書館などへの本の納品は、普通は出入りの書店を通じておこなうが、直接、岩田書院から納品する場合もある。その場合は、見積・納品・請求書に、社印・代表者印を押印した書類を添える。これが結構面倒。
 納品先と書類の宛先が違う、学校名か学校法人名か、購入者の個人名か、機関名+個人名か。日付けは入れるのか入れないのか。
 日付けは、以前は空欄という場合が多かった。この慣例を知ったとき、空欄ってのはおかしいだろう、と思ったものだが、それは現場が、処理日に基づいて日付けを合わせるためだったので、考えてみれば現実的ではあった。でも最近は日付けを入れさせる。日付けだけ筆跡が違うのは何だ、と会計監査で指摘されたのかも知れない。
 そうなると、どういう問題が起きるか。まず、見積日は、納品・請求日より前でなければならない。まあ、当然だな。あと、納品日は土日を外せ、と来る。土日は休みだから本を受けとれないはずだから(ふ〜ん、博物館だったら開館日だろうが)。
 納品日から決済日まで、月をまたがってはいけない。ん?何?、言われてる意味が判らないんですけど…。要は、その月に納品されたものは、その月内に処理しないと、作業評価が下がる、という意味らしい(これで、書類を作り直させられたことがある)。
 ついでに言うと岩田書院の場合、本は倉庫から発送するので、公費用の書類は別便で送ることになる。受入側からすると面倒だとは思うけど、こっちも面倒なんだから…。
 と、ぶつぶつ文句を言ってはいけない。どれもみな大事な注文です。はい。