No.887(2014.10)

【「地方史情報」掲載の遅れと】

 お気づきだろうか。「地方史情報」が、この2回、ぶ厚くなっていることに。
 通常64頁のところ、前回の120号と、今回の121号は、80頁です。いままで年6回発行していたのが、去年5回しか出してなくて、そのため掲載頁が減って、寄贈雑誌の紹介が遅れてしまった。年6回、2か月に1回発行、ということは、DMもそのペースで出すことになる。DMを出す時期は、新刊がある程度たまってからとか、学会販売の時期に合わせるとかいうタイミングがあるが、新刊ニュースを作るのが結構たいへんで…。2回増頁して、やっと半年遅れまで回復した。
 さて、その「地方史情報」の購読料収入だが、初年度の1998年は延べ1274人分、2005年の1500人をピークに、昨2013年は998人に落ちている。当時のDM発送数が5000通で、現在は13000通であることを思うと、納入率は25%から8%にまで落ちている。これは、どう判断すればいいのだろうか。「地方史情報」は必要とされてない、ということか。
 もちろん、かなりの人にとっては必要ないだろう、ということは判っているのだが、一時期1500人いたのが三分の二になってしまったのは、どう理解すればいい?。
 実は、だいたい予想はついている。読者のマンネリ化と、払ってあげなくちゃ、という意識、岩田書院をなんとか応援していかなくちゃ、という意識が薄れてきてることによるのだろう。それほど岩田書院は安定してるわけではないのだがな…。そう見られてきたのは確かだろう。これは、喜ぶべきことなのか?。あとは、定期購読者の死亡だ。