No.672(2011.02)

【お詫びと回収のお願い】

 一昨年(2009)10月に出した『都市民俗基本論文集』1「都市民俗研究の方法」に重大な欠陥がありました。申しわけありません。ご購入いただいた方には、[訂正版]と交換いたしますので、お手数でも小社宛ご返送ください(送料は着払い可)。はっきり言うと、誤植だらけの本です。普通に考えたらあり得ない事態です。なんでこんなことが起きたのか…。原因は判りました。細かい説明は省きますが、要は、ほとんど校正らしい校正をしないまま本になってしまった、ということです。
 本書は既発表論文を再録したものなので、印刷所では、コピー原稿を文字読みとりソフトを使ってデータ化して校正ゲラを出してきました。機械が読みとるので、字形が似た字に間違えて認識します。これって一体なに? と考え込んでしまったのは「展民」。なんだと思います?。そんな誤植がいっぱいです。
 自分で言うのもなんですが、よくぞこんな本を平気で出したもんだと感心するくらいの本です。ここは、もうあきらめて、全冊、作り直しです。それにしても、刊行後1年間、誰からも指摘がなかった…。これだけひどい誤植なのに…。誰も読んでなかったのか?。売れてない本ですが、そんなに売れてなかったのか?。これって、かなり凹みます。(さっきの「展民」は、「農民」でした。)