No.669(2011.02)

【著作集の巻数】

 全3冊で半年毎に配本で1年間で完結。このくらいの巻数が、ちょうどいい。買うほうも買いやすいし。という話で終わるなら「裏だより」になりません。何を言いたいかというと、
 全3冊なら、たとえ売れなくても、出し切ってしまえる。岩田書院の場合、原稿が入ってから刊行まで約半年かかる。ということは、1冊目が出て2冊目の原稿入れ、半年たって2冊目が出て3冊目の原稿入れ。ということは、第1冊の刊行後半年で、3冊目の原稿を入れてしまう。刊行後 半年だと、本の売れ行きはだいたい見えているが、「売れない」と編者(著者)に言い切るには、まだ説得力?が足りない。そうこうしているうちに、作業はどんどん進んで、3冊出し終わっても、やっぱり売れないじゃないか、ということが判ったときは、時すで遅し、ということになる。
 やっぱり、出すには3冊くらいがちょうどいい、というお話しでした。