No.645(2010.10) 

【日本学術振興会の刊行成果公開促進費】

 今年も学振の出版助成申請の時期が近づいてきたが、今年は、けっこう面倒なことをいってきた。見積りについては、新たに「見積単価算出根拠について」と「発行部数積算書」を提出すること。それと、刊行後に「刊行物の出荷先の一覧表」と「出荷したさいの伝票の写し」を提出すること(これは発行部数を偽る輩がいるってこと。誰だ?)。
見積書は複数の出版社等からとれと書いてあるが、それを添えて提出しろとは書いてないし、最安値のところにしろとは書いてない。しかし、昨年度の例でいうと、刊行後の実績調査依頼では、複数の出版社の見積書コピーを提出させ、その「最安値」であることと明記されていた。ただ、従来は、同じ部数で見積を比較できたが、今回からは、発行部数積算基準が出版社によって違ってくるはずなので、どう比較するのだろうか。「見積価格の適切性について 専門家による検証をおこなう」という文言が入っているのは、そのためか?。私も、まだよく理解できてない。