No540(2009.1)

広告の必要項目】

 書籍を広告する際の必要な項目は、なんだろう。優先順位からいうと、@書名(副題・シリーズ名)、A定価、B編著者名(所属・生年)、C内容説明(主要目次・収録論文)、Dページ数、E発行年月、F判型、GISBN、というあたりだろう。
 B編著者名の所属・生年は、編著者がどんな人かを判断するのに必要。
 C内容説明の主要目次は必要だが、校倉書房のように、目次をのみを細かく追い込みで掲げるだけだと、誰も見てくれないのでは…(どうせ出すなら、細目よりも、初出誌名を出したほうが、研究者にとっては判りやすいだろうに)。ここは、やはり 概要説明と主要目次を掲げたい。共同執筆の論文集の場合は、論題と執筆者名は掲げたい。買うかどうかの判断基準になるし、若い研究者にとっては、自分の論文が学会誌の広告にきちんと出るのは、うれしいことだと思う。
 Dページ数は必須だろう。これがないと、読者はその定価が割高なのか割安なのか、判断がつかない。吉川弘文館の定価が最近ずいぶん割高になっているが、そのうちに、ページ数を表示しなくなるのではないかと、にらんでいるのだが…、考えすぎか。
 E発行年月。これは必須だと思うのだが、意外と表示がない。基本的に本が出るときに宣伝するので、その時は表示がなくても問題ないのかも知れないが、時間が経つと、この本、いったい いつ出たの?、ということになる。