No.531(2008.11)

東京国際ブックフェア余談】

 先日の東京国際ブックフェアでの感動的な場面を…。
 3日目の土曜日に、父・息子(中学生?)・娘(小学生?)の3人連れが来ました。関心があるのは息子だけ。お父さんと娘は、お兄ちゃん、早くしてよ、って感じで、いかにもつまらなそう。ざっ〜と見て、いなくなりました。
 そのあと、息子だけ、もう一度、岩田書院のブースに戻ってきました。一生懸命みていて、何度か棚から出しては入れしていたのが、なんと「信濃国松代真田家文書文書目録」(2000円)なのです。
 で、彼、またいなくなりました。今度はお父さんを連れてきて、この本を見せて、説明して、買ってもらったのです(売れた!)。思わずサインしてあげたくなりました。このためだけでも、フェアに出展してよかったと思いました。
 そうそう もうひとつ。おなじ出展社で販売に来ていた若い女性が来て、「私、岩田書院さんの本で卒論書いて卒業できました。ひとことお礼が言いたくって…」。うれしいですねぇ〜(これが男だと、ふ〜ん、って感じで感動が薄いけど)。岩田書院って、結構役にたってるんだ、よしよし、そうでなくっちゃ、とうれしくなった一齣でした。
 当日、来てくださったみなさん、ありがとう。来られなかった方にも、ありがとう。