No.516(2008.06)

朝日新聞の書評効果】

 5月18日の朝日新聞読書欄で、佐藤弘夫『死者のゆくえ』が紹介された。書店注文の状況は、週2回の注文で1回につき、書評掲載前は5,8,8,5,12冊だったものが、掲載後は50,70,70,60,30,30冊というふうに、明らかに違っている。まさに 書評効果である。
 この本、3月末刊で、発行部数1200部、定価2800円(税込2940円)。上製本 252頁で、カラーカバー装。朝日新聞に当日紹介された他の本の定価をみたら、みごとに全て3000円以下の本だった。その意味では、2800円にして正解だったのかもしれないが、単純に私が原価計算を間違っただけかもしれない…。
 で、5月末現在の在庫393冊。まだ増刷にはならない。
 ついでにアマゾンの話。この本、アマゾンになかなか登録されなかった。書評掲載前に朝日新聞社から電話があって、アマゾンや紀伊国屋のネット書店にも登録されてないが、読者が手に入れられるのか?、と確認してきた。掲載直前にどうにか登録されたので事なきを得た。ちなみに、アマゾン・マーケットプレイス経由の注文(直近30日間)51件のうち、『死者のゆくえ』は22冊。岩田書院のDMによる注文より、はるかに多い