No.493(2007.12)

神保町「書肆アクセス」閉店】

 東京神田神保町の「書肆アクセス」が、11月で閉店した。「地方小出版流通センター」の直営店だった。岩田書院の本も置いてもらっていた。「地方小」の取り扱い書籍をはじめ、ミニコミ誌なども扱っていたが、この1年間で急激に売上げが落ちて、年間500万円ほどの赤字だったとのこと。これでは、きつい。
 アクセス閉店については、部外者がとやかく言う筋合いではないのだが、閉店を惜しむ人たちでつくった『書肆アクセスという本屋があった−神保町すずらん通り1976-2007』(2007年12月、右文書院、1143円)という本に、わたしも原稿を寄せているので、よかったら買ってください。
 でも、アクセスがなくなって困るのは、東京の人だけで、地方の人にとってはほとんど関係ない、という話もある。