No.417(2006.2)

原稿を盗まれた(3)】

 近所のゴミ箱に捨てられていないかと思って探してみたが、みつからない。翌日になっても原稿はでてこない。盗んだ荷物を自宅に持ち帰って開けてみて、なんだこれは、といって家庭ゴミとして捨てられたらおしまいだな、と半ばあきらめ…。
 夜、交番に行って被害届けを出す。いろいろ聞かれて説明して、調書のようなものをお巡りさんが書いて、それに私が捺印をして、それでお仕舞い。これじゃ、自分で書いたほうがよっぽど早かった。
 さて、翌々日27日昼前、近所の福祉事務所から電話。公園に岩田書院の宅急便が捨てられていたが、どうしますか、というもの。おおー、でてきた!!。それ、盗まれたんです。というわけで、早速引き取りにいってきた。
 公園の植え込みの陰に捨ててあったとのこと。やはり邪魔になって捨てたんだ。家庭ゴミとして出すには大きくて目立つので、近所に捨てたみたい。宅急便の伝票が貼ったままだったので、連絡してくれて助かった。中味は無事。交番に報告にいったら、今度は被害届けの取り下げ願いを出すことになる。(この項、あと1回つづく)