No.400(2005.09)

こんなことをしていてはいけない

 7月30日、京都、売上げ6500円。8月27日、長野県飯田市、売上げ1100円。もちろん売上げは、当日の書籍販売金額である。いずれも日帰りで、朝7時には事務所をでて、夜遅くに戻っている。この脱力感…。
 たぶん、こんなことをしていては、いけないのだろう。
 出版社は、本を作って本を売って、それでなんぼの世界である。岩田書院のように年間50点以上の新刊を作っても、それが売れないことには、経営が成り立たない。
 本が売れないのか、といわれると、そうでもない。売れている部分もあるので、なんとかなっているのである。売れない部分を切り捨てて、売れる部分だけにすれば、もっと楽になるはずである。では、そうすればいいじゃないか、という話である。言い換えると、おまえは(岩田は)、そうできるか、という話である。う〜ん。