No.346  2004年11月

父親の仕事

 この「裏だより」を読んでいる方はご承知でしょうが、私は、家庭のことは殆ど何もしていません。朝、ご飯を食べて直ぐ家を出て、帰りは夜中、というよりも、家に着くと朝刊が配達されてます。土日も用事がない限り仕事。春秋の学会シーズンは、出張が多いし、子どもの運動会・学芸会にもあまり出たことがない、といっているうちに、子どものほうが、大きくなってしまいました。
 唯一、親らしいことをしているなあ、と実感するのは、この時期、夜中に家に帰って子どもに布団を掛けてやる時くらいです。布団を剥いで寒そうに丸くなって寝ているのが、布団を掛けてやると、縮んでいた足が、す〜っと伸びてきます。思わずにんまりしてしまう時です。このくらいが、父親の仕事です。


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