No.338  2004年10月

岩田書院の本がベストセラーに

 7月に出した『扇谷上杉氏と太田道灌』(黒田基樹著 2800円)が、神田三省堂本店の人文書部門のベスト15位にランクイン。いままで、地方小出版流通センターの直営店アクセスのベスト10に入ったことはあるが、それ以外は、私も記憶がない。
 この本、内容からいって東日本でしか売れないかと思っていたら、そうでもなく、全国から満遍なく注文が入っている。初版1000部作って10月末時点(実質3か月半)で実売400部。ただ、定価を安くしてあるので(岩田書院としては という意味ですが)、採算分岐点は650部あたり。なので、利益がでるには、もう一息、というところ。
 8月に出した『中世鎌倉人の手紙』全2冊(相川高徳 各2000円)も、結構 動いている。やはり、高い本は売れないのだろうか。
 自分のことを考えても、資料代と称して、会社の経費で毎月数万円の本を買っているが、5000円を超える本は、ほとんど買わないもんなあ〜。売れない売れない、などと言えた義理ではないのだが…。


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