No.新16(2025.06)

【在庫処分セール報告】

 在庫処分セールが終わりました。3月末に発送したダイレクトメールで以下の案内をして、ネット上で非公開としていましたが、終わったので、公開します。
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2010年以前の刊行本、在庫のあるもの全冊、表示の本体価の5割引+税。
 ご請求額が総額税込5万円以上になったら、消費税をサービスします。
 編者・著者・執筆者には、該当本を
 10冊以上ご注文の場合は6割引。25冊以上は7割引。「後払い」で結構です。
 総額税込5万円以上は、上記の消費税サービスを適用します。
 ・代金先払い 送料は、請求額4000円未満は300円。
 ・申込み期限 2025年5月末まで
 『ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏』2(2008)/3(2013)各1500円をプレゼント。
 注文の際にお申し込みください。差し上げます。
 これだけ欲しい方は、送料440円いただければお送りします。110円切手4枚でも可。
 今回のセール終了後は、一部の書籍を除いて、廃棄しますので、
 この機会にぜひお求めください。
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 5月末でセール終了、総売上げは986万円(税込。以下同じ)。これに、売れ残りを、八木書店に引き取ってもらいました。ただし、今回のDMにかかった経費が、17000通で260万円です。セール対象の在庫数は、13600冊あったのを、予告どおり、ほぼゼロ冊に。これで倉庫会社(大村紙業)の保管料が、月約6万円減、年間70万円近くの減になります。
 ご注文くださった皆さんに、厚く(熱く)お礼申し上げます。印象としては、岩田書院創立以来の古い読者が、いままで定価が高くて買えなかったものが5割引になる、というので買ってくれた場合と、最近の読者、ことにAmazonを通じて岩田書院の本を知った読者が、こんな本もあったんだ、といって買ってくれた場合と、半々くらいなような気がします。
 じつは、今回のセール、倉庫会社の変更にともなう計算方式の違いによって可視化された保管料をどう減らすか、という発想からきていて、初めに「廃棄」という方向を決めていました。
 ただ、ここまで書いてきて、あらためて、この廃棄対象本(2010年以前刊行分)の売上げをみたら、セール前の2025年1月-3月の3か月で100万円あった。ん?そうなの? じゃあ去年の売上げは? 468万円。う〜ん…。私って、年間70万円の倉庫代を節約するために、年間400万円の売上げを捨てたわけ? あ〜〜っ、ちょっとショックです。
 あっ、でも違うよな。在庫をそのまま廃棄したんではなくて、ちゃんと売ってるよね。ちゃんと買ってもらったよね。だから、これでよかったんだよね。