No.1140(2022.4)

【比較都市史研究会結成50周年】

 岩田書院では、同会の機関誌『比較都市史研究』の発売元になっていて、同会代表(当時)の鵜川馨先生(2019.7.20歿)ほか編『江戸とパリ』(1995年)も出版しています。
 西洋史・東洋史の本をほとんど出していない岩田書院が、なんで「比較都市」と名の付く研究会と縁があったのか。そもそもの発端を、もう忘れていたのですが、私が以前勤めていた名著出版で、同会編『都市と共同体』(1991年)を出していて、その「あとがき」に、鵜川先生が、出版までの経緯を書かれています。そうだったんだ(書くと長くなる…)。
 私、当時、立教大学の鵜川先生の研究室に行って、先生のお話を聞くのが好きでした。岩田書院の創立が1993年で、そのあとすぐに『江戸とパリ』を出させていただいたことになります。会の機関誌の発売も、名著出版から引き継ぎ、現在も継続中です。
『比較都市史研究40』(2022.12)は通常号の内容の他に、記念号として、例会一覧と会員35名の寄稿を収録しています。