No.1114(2021.06)

【ひさしぶりのDM】

 前回のDMが去年(2020)の6月だから、1年ぶりです。今回のDMの点数を見てもわかるように、この間、新刊は出していた。
 新型コロナの影響で、学会・研究会が中止やらオンライン開催になって、大会会場での割引き販売ができなくなったのが大きい。販売機会がなくなった、という意味もあるが、大会に向けて新刊を間に合わせ、それに合わせてDMを出す、というスタイルが崩れてしまった。
「地方史情報」の冊子版をやめたのも影響してる。いままでは、年に3回はDMして、「地方史情報」を出していた。そいうしないと情報が古くなって、研究会で出した雑誌の半年遅れくらいに、やっと「地方史情報」に載るという状態だった。でも冊子版をやめてPDF版で隔月で公開するようにしたので、ある意味、DMを出す頻度を気にしなくてよくなった。
 それに、新刊が次々出るので、区切りがつけにくい。DMの進行が遅れると、もう次の新刊が出るので、そこまで入れようと思うと、また進行が遅れて、という繰り返し。
 さらに、DMを出さなくても、なんとかなってる、という事実。DMを出すには、準備に時間と労力がかかることもあるけど、経費もかかるわけで、その経費対効果を考えると、ますます、このままでいいんじゃないか、と思うようになってくる。
 でもここへ来て、書店経由の注文がガクッと減ってきて、取次店(地方・小出版流通センター)への注文品の請求額が、1月285万円、2月232万円、3月169万円、となってくると、さすがに、「まずい」と思うわけですよ。で、やっと出た。