No.1054(2018.10)

【図書目録も、なんとかしたい】

 今回の岩田書院の図書目録は178ページ。そのうち 目次と索引で68ページ、なんと38%。でも、これがないと、私でさえ使えない。以前、私がいた名著出版でも図書目録を作っていたが、新入社員が、索引がないと使えないのである。読者や書店から問い合わせがあっても、まず、自社で出してるかどうかが判らない。書名で聞かれても叢書名で聞かれても判るようにしなくてはならない。○○という著者の「あの本」と聞かれて、答えられるように著者索引も必要。今と違って、インターネットなどない時代でした。
 今じゃ ネットで簡単に検索できるので、図書目録は もう必要ないのかも知れない。でも、初対面で自分の会社のことを説明するのには、この図書目録が一番。全体が、目に見える形で示される。
 でも、そのために125万円(税込)かけられるか と言われると、考えてしまう。今回の2018年版は15,000部作って、用紙・印刷・製本でこれだけ。これに組版代がかかるので、それを加えると1冊100円か…。