No.1053(2018.10)

【電子書籍のお誘い】

 8月になってから5件、岩田書院の著者から問合せがあった。「あなたの本を電子書籍にしませんか」という電話があった、というのである。その会社は「22世紀アート」という。別に怪しい会社ではない(と思う)。言っておくが、その会社、別に悪いことをしてるわけではない。ただ、電子書籍化にあたっての費用負担を著者に求めているのである。もちろん、売れたらマージンを払う、という。
 著作権は著者にあるので。著者が了解すれば電子化は可能。ただし、まだ在庫がある本については、出版権というのもがあって、出版社は、同じ内容のものを他で出されないように自社の権利を主張できる。ただし品切れの本については、その権利を主張できない。今回のケースは、すべて在庫がある本だったので、著者に言って、先方の依頼を断ってもらった。