No.1028(2018.03)

【落ちるは恥だが…】

 TVドラマ化された「逃げるは恥だが役に立つ」というのがあったが、共同執筆の論文集の場合は、「落ちるは恥だが恥じゃない」。シンポジウムの報告集の場合は、報告者の論文が落ちるとシンポの開催趣旨からしてまずいし、誰が落ちたか判ってしまう。でも、退職や古稀などの記念論集の場合は、エントリーしていてたうちの誰が落ちたのかは、関係者にしか判らない。
 こう言っては身も蓋もないが、エントリーされた論文1本落ちても、売れ行きにはあまり影響ないです(すみません、本当に身も蓋もない言い方ですね)。だから、落ちるなら早めに落ちること。そのほうが、迷惑がかからない。遅れて無理むりに入ってきて、校正まで遅れたら目も当てられない。これがこの年度末、何件か重なった。
 「落ちるは恥だが役に立つ」ですよ。どこまで頑張って、どこであきらめるか、見極めは大事です。思い当たる人、かなりいるな。