No320  2004年6月

校正者・校正料

 この「裏だより」の「新・7日間の記録」を読むと判ると思いますが、校正者と校正のやりとりをしている記録が頻繁にでてきます。現在、岩田書院では、常時3〜4人の編集スタッフに仕事を頼んでいます。仕事が集中するときは、さらに増やします。いずれも専門分野の知識をもった編集者で、このスタッフがいなければ、とても月4冊の新刊を出し続けることはできません。ということは、私は、校正ゲラを読んでいなくて、見ているだけ?。
 ところで、この仕事はギャラが安い。ことに専門書の出版社は体質が古いところが多いので、いまだに校正料は1字30銭以下、という「銭」の単位が残っている世界です。これでは、家族を養っていくのはちょっと無理。したがって、彼らには「一人もん」が多い。すみませんねえ、これからもよろしくお願いします。


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