No264  2002年10月

気になる他社の売れ行き

 日本史関係のシリーズが各社からでているが、どのくらい売れているのだろうか。図書館流通センター(TRC)の販売月報(2002.9)から拾ってみよう。
・講 談 社  「日本の歴史」 202冊
・中央公論新社「日本の中世」 134冊
・山川出版社 「新体系日本史」69冊
・吉川弘文館 「日本の時代史」38冊
これは TRCが契約している全国の公共図書館2500余館が継続購入している冊数で、2002年9月実績の数字である。配本回数や定価などが違うので、単純に比較はできないが、ふ〜ん、そうなんだ、という数字である。
 他社のことばかり出しているとおこられそうなので、岩田書院の実績を…。同じ月報に「一遍聖絵の総合的研究」5200円がでているが、26冊(2002.6.18-9.13の販売実績)である。これが定価1万円以上の本になると、購入図書館は半分になる(「民俗のかたちとこころ」11800円、13冊)。これが実績・実数・実態である。


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