No263  2002年10月

これじゃ買いきれない、だろうなあ。

 今月の新刊は同じような分野の本が重なってしまった。『融通念仏信仰とあの世』『越中の民俗宗教』である(引続き『ねがい―生と死の民俗』もでる)。定価も高い。自分でだしていながら、これじゃ、買いたくても買えないだろうなあ、と思う。もうちょっと出し方を考えろよ、と言われそうである。
 考えては いるのだが、なかなかうまくいかない。今年の春先は 日本史系が集中したし、秋は民俗系が集中した。出版点数が少なければ、同じ傾向の本がまとまるということは、宣伝効果などの面でもいいことなのだが、岩田書院のように、買ってくれる人が限られているところにたくさんだすと、個人の購買力を超えてしまって、買い控えがおきてしまう。本がでた時に買わないと、翌月にはまた新刊がでて、買わなくてはいけない本が増えてしまい、先にでた本を買う機会を逸してしまう。それは避けたいのだが。


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