No262  2002年10月

岩田書院の社是を

 @社員は増やすな、A借金はするな、B手形はきるな。これが会社を存続させる要件だと信じている。そしてそれを実行して、岩田書院は10年目に入った。
 @いまだに私1人でやっている。少々しんどくなってきて、若い女性を入れたいなあと思っているのだが…。がまん、がまん。Aいくら低金利だと言っても、返さなくてはならない金は借りない(借りられない)。B手形はきらない(きれない)。だから、お金がない時は支払いを待ってもらうしかない(一時期は、印刷屋さん一社への未払いが700万円以上たまってしまったこともある。毎月払ってはいるのだか、それ以上に請求のほうが多いのだ)。
 こうしていれば、まずつぶれることはない、と思っているのです。一家5人の生活がかかっているし、下の娘が大学を卒業するまで、あと13、4年あるし、その頃には私は70歳近くになっているはずだし、それまでは、もたせないとね、会社も、体も…。


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