No.216  2001年11月

【税務署がやってきた その2】

 9月6日、税務署の調査員がやってきた。前回(1998年)から3年しか経っていない。ちょっと早すぎるんじゃないのか?。何か悪いことでもしたっけ?。この忙しい時に、また2日間つぶされるのか…。ブツブツ…。
 朝10時、税理士さんに立ち会ってもらって、まずはご挨拶。いろいろ話しをしているうちに、今回の調査の目的が読めた。岩田書院は、昨年度の売上が過去最高で、少し営業利益を出している(累積赤字があるので実質赤字なのだが)。この不景気な時に、なぜか?。これが税務署の疑問であった。
 この答えは簡単なのです。昨年(2000年)は、学術振興会からの助成金3点、大学の研究叢書が2点、自費出版1点、があって、その合計が1300万円にもなっている。これは岩田書院の総売上の14%に相当する。これだけ入れば売上が上がるのはあたりまえ。
 この数字を示して証拠書類を出したら、税務署のおじさん、すぐ納得してしまって、その日の夕方には、調査終了。そうでなくっちゃ。悪いことはしてないもんね。これであと5年はだいじょうぶかなぁ。