No.196  2001年3月

【岩田書院の経営分析(1) 】


小社の決算期は1月〜12月である。先日、昨年(第8期)の決算の結果がでた。それをもとに、いくつかの問題点を洗い出してみようと思う。今後の展開のためにも。まず、広告費(2320万円、以下、単位は万円)。
 なぜ最初に広告費か?。それは岩田書院の総売上の23%を占めているから、そして前年比500万円も増えているからである。これは、出版界の常識からみても、かなり多いといえる。内訳は以下のとおり。
 @DM関連(1268) 内訳:地方史情報制作費(315)、新刊ニュース制作費(170)、
   図書目録制作費(141)、DM送料・発送手数料(657)。
 A新聞雑誌(862)  内訳:新聞(282)、雑誌(580)。
 Bホームページ関連(103) ネット上での注文件数185件(2000/1〜12)。
 C書評・紹介記事62件(無料)
 前年と較べて、なにが増えているのか?。全体が増えていて、突出したものはない。新刊点数も増えてはいるが、広告費の増え方はそれを上回っている。う〜ん…。