No.190  2001年1月

【時代別叢書がほぼ揃いました 】

 今回刊行の『町場の近代史』を「近代史研究叢書」の1としました。これによって、古代史・戦国史・近世史・近代史の各叢書が出揃いました。実は叢書ができる前に、それぞれの時代についての研究書が刊行されてはいたのですが、岩田書院創立当初には、このような展開を想定していなかったため、古代・近代は、まだ叢書としては1冊しかでていないことになります(計画性のなさが、よく現れています)。
 民俗学の叢書としては、「日本宗教民俗学叢書」「御影史学研究会民俗学叢書」があります。これらの叢書を柱にして、岩田書院の専門書群が成り立ってます。
 ところで、岩田書院の専門書の装丁について、お気づきでしょうか。基本は、上製本・函入りで、何の変哲もないのですが、表紙のクロースの色に違いがあります。日本史・宗教関係が紺色、民俗学・文学関係が臙脂色、そして時代別叢書が薄緑色、です。理由は簡単、そのつど考えるのが面倒なだけなのです。